「福利厚生で医療保険・がん保険を活用する」④

【終身保険の活用法について】

前回、法人契約の場合定年までの保険料総額を比べると定期保険の
保険料が値上がりしたとしても、「終身保険」よりも「定期保険」
のほうがコストが低くなるというお話しをしました。

しかし、あえてコストの掛かる「終身保険」を活用するほうが向いて
いる会社もあります。
たとえば、役員・従業員のほとんどが同族で、基本的に全員が定年まで
働くという可能性が高いと思われる会社です。

当てはまるのであれば、検討してみるのも良いのではないでしょうか。

この場合、「終身保険」に加入して、保険料の払込期間を
定年(60歳、65歳)までとしておきます。

そして、定年=保険料の払込終了のタイミングで、従業員個人に
名義変更をします。

こうすれば、退職した従業員はそれ以降一生涯、保険の契約内容通り
の保障を受けられるのです。

次回は、従業員個人に支給する「見舞金」についてお届けします。

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